5/12(日) ポケモンの思い出がないからへんしんメタモンを読む
こないだ、映画『名探偵ピカチュウ』をみた!
すごくたのしかった!
わたしはポケモンをほとんど知らないのだけど、予告編でみたピカチュウがふわふわでかわいすぎるので興味をもった。
ポケモンを知らなくても楽しめる映画だった!
まわりのひとの話を聞く感じだと、今の20代後半の人たちは男女問わず誰もがポケモンをやっていたが、今の20代前半の人たちは、男子はやってた!、って感じの傾向にある。ほんの何人かに聞いただけだが。わたし(22歳)は後者。男子はやってた。わたしがハマったゲームはたまごっちとどうぶつの森だけだ。あとミルモのRPG。
わたしには今年26歳になるお姉ちゃんがいるのだけどポケモンの話を聞いたことはないな。でもポケモンのパズルゲーム?はあったな。ゲームボーイカラーのやつ。ポケモンパンも何度も買ったことがある。
ポケモンがなんだかわからないけどとくに疑問も興味も持たずかわいいやつはかわいいなと思ってたな。プリンとか。ポッチャマとか。
あと、メタモンの絵本うちにあったよなあ…と思って探したら、あった。
あー!これこれ!!!!
へんしんメタモン。
(めちゃくちゃにされてる…)
さく え:きづきすみよし
以降、「へんしんメタモン」のネタバレです(22年前の絵本)。
準備はいいか?
てんごくのおかあさんを思い出して元気のないカラカラをなんとかしてあげたいメタモン。
「あいての みになって かんがえるのだ。」
といってカラカラにへんしんするメタモンがけなげ。天才がさりげなく能力つかっちゃう感じでちょっとかっこいい(かわいい)。
とおもったら、おかあさん(ママモン、というらしい!?!!?!?)に
「むやみに へんしんしちゃ いけません!」
としかられてしまった(そうなの?)。
そしてママモンに
「あいての みになるというのは きもちを かんじることなのよ」
と教えてもらったメタモン(ここでしみじみ考え込んでしまう読み手…(自分)。
このあとがすごい。
「カラカラから メタモンに しずかに なにかが ながれこんできました。」
ナガレコンデキマシタ………???!??!!?!?!!!
「ぜんしん なみだに なりました。」
「かなしい のは きみ ぼくに まで とどく ほど….」
ここでとても感心してしまった。
あえて言葉にするなら、他人の悲しみにこんなふうに寄り添うことができるメタモンがすごい。究極の寄り添い。すごいというか羨ましい。他人の悲しみに涙を流したら「なんであんたが泣くのさ」となってしまうが「涙になる」のだ、メタモンは。涙になって泣く。そんなふうにやさしさをかたちにできたらすばらしいなあと思った。
そして、
「ぼくが かなしいと…. メタモンを かなしませて しまうのか」
カラカラは…
「ぼくはもう だいじょうぶ」と にっこり わらってみせました。
カラカラ~~~~!!!!!
そんな……ガッツポーズまでして………友だちを………心配させまいと………
ぼくが カラカラを はげますつもりが はんたいに はげまされちゃった。
カラカラは わらいました。こんどこそ おなかのそこから。
カラカラが げんきになってもかったなあと メタモンは おもいました。
この無邪気な背中と横顔。絵本は動かないがスキップしているのがわかる、このしあわせそうなふたりのハッピーエンドと裏腹に泣きそうになる大人が一人………(誰~~~~?)
あ~~~~、ふたりともやさしくてけなげだ……。
カラカラはきっとこの先もまた悲しいきもちになることがあると思う、そして誰よりやさしくはげましてくれるメタモンに気をつかったり強がったりすることもあると思う、だけどどうか抱え込まないでいっぱい泣いたらいいと思う…映画『名探偵ピカチュウ』に出てきたときのカラカラのように……。
眠いので話を無理やり映画に戻して日記は終わりだ。あしたは貯めたポイントでもいっかい観に行こうかな。名探偵ピカチュウ。今なによりもピカチュウがかわいい。あとメタモン。今まで自分に関係ないと思ってた「ポケモン」がいま急に色をもって輝き始めた。まちに溢れるポケモングッズに足をとめるようになった。メルカリでメタモンのバッグを買ったりしている。バイトの休憩中とかに。そんな日曜日でした。完